>>Think No.41 2chがなくなるのはありえない [B?]
- 2007-01-17 10:18 web trackbacks(0)
リンク先の記事は類似記事であって私は少々別の話を記す。
多分私の思い込みに過ぎないのだけれど2chが消失することはまずありえないと思う。正確に書けば、責任を取らない匿名は日本のネット上からは消え失せないという意味でである。7年以上をかけて生まれた責任を取らない匿名によって一つのサービスが崩壊する可能性があったとしても、匿名たちは責任を取らずとも自らが危険ではないという安心感から次のサービスに移行するだろうと私は考える。
故に、サービスを匿名という存在が食い潰したとしても大元である匿名には何一つダメージを負わないのである。私はひろゆきが賠償命令を命じられて踏み倒した結果2chが万が一なくなるかなとは思う(万が一、無責任な匿名によってひろゆきが食い潰されてしまうのかもしれないと危惧はしている)。しかしながら、その利用者たちは何も困らずに次なる類似掲示板で同じようにサービスを食い潰していくだろう。2chがなくなっても責任を負わない匿名が存在し続ければ現在のネットは何一つ変わらない。誹謗中傷や名誉毀損などの書き込みだってなくならないだろう。その書き込みの結果サービスがなくなるのであれば、一番ダメージを受けるのは2chを有益に利用してきた人たちであるだろう。けれども、まあそれも仕方ないよねと思う。あれほどの巨大な存在が消えて困る人なんてまったくいなかった――というのはまずないのだから。
この辺りは「いじめによる自殺」と似ているのかもしれないと私は思う。いじめによって自殺した人間と親しかった人は悲しむだろう。けれども、無関心だった人――ひいては責任追及されないことを良いことにほいほい誰かを傷つけた人は何一つダメージを負わない。ただサービスが消えた時と同じように「あーあー**さん死んじゃった」くらいにしか思わないだろうと私は決め込んでいる。
故に少なくとも2chに訴訟を起こそうとした人たちが成せたのはこのような歪みのあるネットへの疑問だけだったのかもしれないと憶測する。けれどもこの歪みを正すには容易ではない。このネットの体質を生み出したのは同じ人間であって同じ日本人である。私は日本人の体質の一つに2chがあって奇異なき匿名を使う体質もその中に内包されていたのだと憶測する。全ては私の憶測に過ぎないけれどももしかすれば一部分は的を射ているだろう。小さな草の根掲示板でも草の根利用者を叩き上げにする為に匿名はしばしば現れていた。それが2chという大きな場所で同様の匿名が出現していた。ただそれだけの話である。
無縁であるが私はこのように誹謗中傷だけを目的とした匿名を昔「荒らし」と述べ、果敢に消失するように草の根掲示板に提言した時期もあった。けれども、ネットに慣れ長けた今は2chやmixiや草の根掲示板に関わらず(安易に)誹謗中傷を繰り返す輩は消えないだろうと肌で感じ理解できる(会社が運営しているサービスならばそのような輩は削除対象になることはあるだろうが、それはあくまで場を維持する為であり、いたちごっこである)。多分にこれは人間の本質の一部だろう。だから難しいのだろう。私はこう考える。これを読む人間は一体どのように感じるのだろうか?
もう少し追記する。個々の書き込みに憤激して「無責任だ!」と批判し訴訟を起こす運動は間違っていない。しかしながら2chは規模が大きすぎる掲示板であるが故に誹謗中傷や名誉毀損の書き込みも莫大となる。私は削除対応が正確に行われたとしても、それは大半のサイトのように書き込んだユーザーの問題であってひろゆきさんの問題ではない(放置した結果責任追及できる人間がひろゆきさんしかいないので矛先がひろゆきさんに向けられているだけであるが)。故に訴訟を起こす相手が違うのだと見える。ところが2chの体制がどうあれ莫大な量を潰していくのはいたちごっこであり雑草の芽を摘む作業となる。松永さんは否定して欠陥と呼んだけれども私は合理性と見なす。何故ならば書き込みは消しても消しても生まれるもので削除人がどれほど頑張っても基本的には徒労で終わるから放置されているのだと見なしている。正直、個々のサイトや公的機関や中小規模の企業などに悪影響を及ぼしたとしても、その莫大な書き込みを削除するのは困難だと見なす。
ひろゆきさんが何故書き込みを放置する方針にして書き込む側を手厚く保護しているのかというと草の芽潰しの削除を軽減させる為だと考える。もし非公開な削除依頼に修正したとしても莫大な量を削除しきれる訳がないので削除を望む書き込みが常に削除されるとは限らないであろう。提言された問題にはネットの歪みへの提言がなされているけれども根幹を潰さねば基本的に場所なんてどこでも発生するものなのだ。さて、その根幹は潰せるものなのか。いいや潰せまい。私はこのようにも考える。勿論、ユーザーを売り払うのも手段の一つなのだけれど、それって事件性のある人間でないと無理でしょうとも考える。人数が莫大になるからである。さてさてそんな面倒ができるのかというと当然ながらできないので現状放置となっていく。
